私の日記 その百二& 百三, 百四 - 잡문 [雜文]/日本語
2018年 11月 23日 [ 晴 ]
起きて窓を開けたら雪が降っている。ついに冬がやって来たのか。昨日降ったら
大変だったろうと胸をなで下ろしながら暫し窓を開け眺めていた。
2010年に心筋症という病気に罹り入院までした後、ずっと病院通いをしているが
最初は二ヶ月に一度の診察が少しづつ伸びて去年からは四ヶ月に一度となり、
昨日がその日だった。
朝早く娘を急き立て病院へ行ったがなんと患者の多いこと!ずいぶん待った後
医者の前に座ると、機械で計った血圧が気に入らないのか医者がもう一度計り、
血圧が少し低いからもっと気をつけねばならぬと脅かしつつ處方を書いてくれた。
診察費払うのにも時間がかかり、藥局で薬を求めるのにも待ち遠しで十二時近くなった。
いつも通り市内の繁華街へ行って美味しい昼食を取り、ホテルの食パンを求めて来る
ことにした。パシフィック・ホテルは亡き主人のアジトだった所で、家のトースト用
食パンはずっと彼がこのホテルで求めて来たので、今も外出ついでにはこのホテルに寄り
二袋を買って来るのだ。
明洞はいつものように観光客で溢れていた。両方に並ぶ商店もどんどん増え、品物が
通りまで溢れて出ている。裏道にある名の知れた韓式料理店で「ゴムタン(肉汁)」を
食べ、満腹なので暫し「明ぶら」をしながら必要な品物を求め歩いた。
家に帰ると午後三時!わっと疲れが出て服を着替え横になった。温かいオンドルに背を
つけると生きた気がする。歳の割りに無理をし過ぎたと体がストライクを起そうとする
ので宥めつつ反省する。娘がケータイを覗き、「今日六千歩も歩いたわ!」 やれやれ。
私の日記 その百三 : 2018年12月11日
すでに十二月も三分の一が過ぎた。これから長い冬をどう暮せば良いだろう...
朝方変な夢にさいなまれ身悶えしていて, やっと目覚めると八時が過ぎていた。
ぐずぐず起き上がり窓を開けたらどんより曇った冷たい冬日和、知らずため息が出る。
年増女と老婆の二人住まいで朝急ぐことなど無し。シリアルとトースト、コーヒーで
簡単に朝食を済ませ、掃除も洗濯も明日に見送り各々の部屋に閉じこもる。
ひとまずパソコンを開けメールチェック。要らないメールばかりで舌打しつつ一度に
消してしまいわが国と日本の新聞に一通り目を通し気になる記事は一応コピーして置く。
さて、今日は何をしながら一日を潰そう....
昨日は晴れた温かい日だったので散歩がてら銀行に寄って生活費を引き出し、ついでに
昼食は新しくオープンした和食店で豚カツ定食を取った。二階のこじんまりした食堂で
大学生等が好む雰囲気だったが私達も気に入り、また来ようと囁やいたものだ。
ついでにマートへ寄り必要品を択んでいると、果物は道路の片隅で売ってる所で買おうと
娘が言うので、火鉢を囲えてる老いた売り人の思いやりかと心温かくなったものだ。
すでに午後三時. 娘が入れてくれたお茶を飲みながら温かいオンドルに寝そべって本を開く.
東京夜話との題が目を引いて買った本だが、「いしいしんじ」という作家が初めてだからか
7篇読んだが気に入らないのが惜しくてならない。
私の日記 その百四 2018.12.22
パソコンを使いはじめて、亡き息子が一度古いのを取り変えてくれたのがいつだったかもう忘れたが、相当月日が経ったようでいろいろと不便だったので、娘が自分のを新品に取り替えるついでに私のも変えてくれたのが昨日だった。毎日有り余る時間をパソコンの前で過ごす私には何よりも有り難いお土産である。息子の部屋を二人のパソコン室としてほとんどの時間を過ごしているわけで、新しいパソコンは何よりも有難いクリスマスプレゼントだった。
パソコンの必要な部品をインターネットで注文し、昨日の朝配達された物を昨日、日が暮れるまで自分のと私のパソコンを新たにセットしてくれたのだ。機械いじりなど全然だめだと思っていた娘が一人で力んでいるのを、何の役にもたたない母が側でうろつくのも望ましくなさそうでキッチンに出て昼と夜の食事を準備した。
娘のパソコン取り替えは夜の十時に終わり、無用になった品物をごみ捨て場に運ぶため三回も階段を下がったり上がったりしつつ、どれほど足下へ気を配ったことだろう。おおまかに後始末を終え、十二時近くに床へ入ったものだ。
そして今日、ふだんより遅くパソコンを開けた。うわあ、すぐ画面が映る!キイを押すや否や画面が浮かんだ。鼻唄が出そうだった。以前息子が取り替えてくれた時は、当然のように思ったが、今度は娘が誇らしく、また有難かった。呆けないようにパソコンと本読みで日を過ごす私にとって、これ程有難い土産は無い。ずっと続くだろう寒い日々を暖かい部屋でやりたいこと何でもできる?!パソコンと過ごすようになったのが何よりもうれしくてまた有難かった。