poem

    ‘달걀’ 

              무로사이세이(室生犀星)

 달걀을 가만히 보고있으면

어머니가 생각나기 시작한다

어디가 어머니와 달걀이 닯았는지,

어머니가 닮았는가,

달걀이 닮았는가

달걀을 손에 들고 보고있으면

동글동글해서 그립고、

조금 무거워 뭔가 서글프다、

왜냐고 하면、

달걀이 어머니가 되지 않으니까.

오늘도

달걀을 보고 있었더니

어머니의 어딘가와 닮아있다.

 

‘卵’ ー室生犀星ー

卵をじっと見ていると

お母さんがおもい出されてくる。

どこがお母さんと卵が似ているのか、

お母さんんが似ているのか、

卵が似ているのか

卵を手にとって見ると

まんまるくて懐かしく、

少しおもくて何やら悲しい、

なぜかといえば、

卵がお母さんにならないから。

きょうも

卵を見ていると

お母さんのどこかに似ている。