[隨筆] 조영숙님의 [四季(사계)] 중에서 - 번역 [飜譯]/韓日飜譯 [한일번역]
「虹」
虹に向かって走る。汗みどろになった服にまたにわか雨まで降り注ぎ、水に浸った濡鼠になって教室に戻る。わー、教室の子供たちは、勉強が始まったのも知らずにぐっしょり濡れて現れた私の姿を見てからかう。先生が私を抱いて宿直室へ連れて行き、服を脱がせて毛布でくるんでくれた。
「何処へ行ってたの、雨が降ったり止んだりしてたのに」
「虹を近くで見たくて走って行ったけど虹が消えてしまった」
「そうだったの、すごいわね」
先生は笑いながら褒めてくださった、と覚えている。
小学校一年頃の、満州は齐齐哈尔での出来事だが、未だにあの時のことが生々しい。学校が広野にあって、そこでは山が全然眺めれず、平野に虹がかかると地平線に分度器を立てたように美しかった。
虹との関係はこうして始まった。絵の中の虹でも、実体の虹でも、虹がかかる所では、あの先生の声が今も聞こえるような気がする。「そうだったの、すごいわね」。
8・15解放の後の小学生時代、虹の色が全部ついている飴玉と出会った。美味しかったのと、
きれいだったのでポケットに入れて食べたり、たまには取り出して数えてみたりもしたものだ。長女の私は幼い時から自分の部屋があった。机の上にはいつも星飴玉を置いて虹を想像したりした。
年輪が何度回ったのだろう、あっと言う間にこれほど年取ってしまったが、私の箪笥には虹色の服がいっぱい詰っている。「演奏服も兼ねて」着ることにしようと買い集めたものだ。
天国の亡夫も私の服の色を好んだ。彼が逝った後、数ヵ月は喪服を纏っていたが、夢の中で彼が現れ、「明るい色の着物が良いのに」といった表情をした後消えてしまった。
私の随筆集も虹色の連続だ。中学校時代、靑坡洞チョンアム敎會の中等部先生から教わった創世記頃の話がより虹を愛するきっかけになった。宇宙歴史の記録といえる創世記9章~12節と13節に、「神賜うに、我、汝及び汝と共にいるすべての生き物の中、代々永遠に奉る言約の証拠はこれなり」。<我、我の虹を雲の中にしまうが、これが我と世の間の言約の証拠である> ノアの洪水時の記録だ。「言約の証拠」である虹がなんと美しいものだろう! 胸がいっぱいになる。
虹に向かって走った、「はてしない平原のはずれに、分度器のように載せられた美しい絵」が未だに心を躍らせる。
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친구의 다섯권째 수필집 “사계” 가운데서 한 꼭지를 번역해 보았습니다.
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