秋の四国旅行 - 기행문 [紀行文]
春の日本旅行が最後と思っていたのに娘がまた四泊五日の四国旅行を計画し, 観光地の
宿まで予約を済ませたと言うのには驚き呆れたが, 今度こそ最後の海外旅行になるだろう
と考えると嬉しさが先立った.
11月10日、午後11時5分出発のJEJU AIR飛行機に乗り松山空港に着いたのが14時40分,
入国手続きを済ませてリムジンで予約した大街道のDormy Innに無事到着, チェックイン
した. ホテルのすぐ隣りが繁華街で散歩がてら一廻りし, 夕食は適当な店を見つけ本場の
すき焼きを美味しく食べてホテルに戻った.
初日は臥龍山莊行きで, ひとまず駅で電車に乗り大洲へ行った. 目に入った観光案内書で
観光マップを取り, タクシーで臥龍山莊へ. 想像した通りの景色を滿喫する.
臥龍院や不老庵, 知止庵, 石庭, 不老庵を見回り帰路に入ったが, 行けども行けども休む
所が無くて腰が廻るほど辛かった. 適当な食堂も無いので仕方無くパンを買って食べた
がそのまずしい味には溜息が出る程だ. 大洲駅で汽車に乗り松山へ戻って予約した
Candeo hotelにチェックイン, 1階のレストランで夕食にピザ・パスタをを取り,
風呂を浴びて疲れをほぐした.
次の日, 娘が望むリフト乗りを実行するため朝食後ホテル近くの乗り場まで歩いて行き
望みを果たした. 一人づつ空中椅子に乗り、立て棒を掴み山上へ登ると山の上にはすでに
大勢の人がたむろしていた. 特にやりたいことも無いのでベンチに座って景色を眺めた後,
ホテルのチェックアウト時間に遅れないよう急いで下がりのリフトに乗ったっけ.
三日目は島行きで、松山市駅のコインロッカーにトランクを入れて高浜へ行った.
お昼時間だが近所に食堂が見つからない. 仕方無く持っていたチョコレートでお腹を
なぐさめ, フエリーに乗って中島へ. 大浦港で下りてバスに乗りホテル'THE BOND’へ
向かう.
海辺のこじんまりしたホテルのマダムがすごく親切で, 夕食も鯛のしゃぶしゃぶがすごく
美味しかった. ここは日本一のみかん産地だけあって方々にミカン畑が広がっていた.
三日目の旅でも結構疲れていたので娘と二人海辺を散歩しながら溜まった疲労を癒した.
翌朝ホテルの車で大浦港まで送って貰いフエリーで高浜へ戻る. 汽車で松山市駅に着き,
腹が減ったので駅前のレストランでパスタをとったが, びっくりするほど量が多くて
半分を残したっけ.
駅のロッカーからトランクを引き出し, 市内電車で高後温泉の葛城ホテルへ. 不幸にも
予約のホテルが丘の上にあったのでトランクを引いて登るのに生きが切れたものだ.
チェックインして荷物を部屋に入れ再び町へ下りて行き、高後温泉本館とその周邊を歩き
廻る. 広場の坊っちゃんカラクリ時計の前は人だかりで, 皆坊っちゃんとマドンナ人形の
登場を眺めている. 大街道商店街を歩きまわり, 珈琲ショップで美味しいコーヒーを
飲んでホテルへ戻った.
ホテルの夕食がすき焼きだったので腹一杯美味しく食べ, 寝る前に1階の大浴湯で
思い存分温泉浴を楽しんだ.
これで旅行はおしまい, 次の日チェックアウトし, 帰国飛行機の搭乘時間まで余る時間を
高後公園ですごした. 午前の公園は人々も少なく, きれいに掃除されていて空気も爽やか,
ベンチに腰を下ろして旨い酸素を吸い入れながらちょっぴり帰りを惜しんだものだ.
日本旅は少なくないので結構スムーズにやったものだが, 歳の所為か今度は小さな事にも
迷い, 娘を呆れさせた. 一から十まで娘任せで必要な時日本語を喋るのが全部だったが,
スムーズに旅行出来た四泊五日間を何時までも忘れないだろう.
今度の旅でも娘が古本屋で日本小説のポケットブックを10冊求めてくれた。
*星星の悲しみ:宮本輝 *金曜のバカ:越谷オサム
*コロヨシ!!:三崎空亜記 *羊男のクリスマス:村上春樹 佐々木マキ
*ひかりの魔女:山本甲士 *伊豆の海に消えた恩納:西村京太郎
*月の恋人:通尾秀介 *5年3組リョウタ組:石田衣良
*みんなの歌:重松清 *青空の卵:坂本司