五月、ドドイツで明け暮れ

*す・た・あ・と(スタート) 

すでに沈んだ　　たそがれ夕日　　アッという間に　　時流れ
好いたあの人　　立ち去りし今　　諦めきれぬ　　　とても駄目
すってんころり　　立てない私　　　ああまたやったか　　吐息つく　

 

*あ・お・ぞ（そ）・ら　＜青空＞

甘い香りが　　大きく揺れた　　そよぐ紫　　　ライラック
明日くるのか　　大声出すな　　騒々しいよ　　ラッパ声
あっけに取られた　　お前またかよ　　そんなほら吹き　　埒もない

 

*し・よ・う・わ（昭和） 

知床岬で　　夜明けになった　　歌い踊ろう　わが友よ
知ったかぶりで　　よくもしゃべるね　　嘘っぱちだよ　　笑わすな
死ぬほどつらい日　　良くも頑張る　　うらむ心が　　　わびしいが

 

*こ・う・す・い（香水）

恋の花歌　　うまいじゃないか　　すっかり魅せたよ　　良い声だ

こちらソウルよ　　家に着いたわ　　すべてオーケー　　いつ逢える？
恋に落ちたか　　うちらの坊や　　素敵なカッコが　　いやに派手

 

*と・も・だ・ち（友達）

とてもじゃないが　　もうごりごりだ　　だってうるさい　　ちびたちは
年ごろと言え　　モテないわけだ　　大根脚は　　ちょっとね　　　　
到底勝てぬ　　もう歳だもの　　だれか私に　　知恵貸して