ああ, ついに目まで.... - 잡문 [雜文]/日本語
ひさしぶりに日本文化院へ立ち寄り,借りた本を返すと, 輕くあいさつを交すまでに
なった司書が
"あの, どこかお體惡いんですか?" と聞く.
"いいえ, どうして?"
"顔色がなんかさえないみたいで..."
疲れと腹痛を起して2,3日橫たわっていたのは確かだが,顔に現われるほどやつれたとは
思わなかった.ひょっとすると, 以前よりずっと老けて見えたのかも. そおれを遠廻しに
言ったまでだろう.
私は, 急に氣がめいり,トイレに入って鏡の前に立った. そこに映った血の氣の無い,
ぼうっとした顔. じっと見すえた. と,ああ何てこった, ル-ジュをひき忘れたんだ.
しろっぽい口許が私の顔を病人くさくした主犯であったのだ.
いつか仲間の集りに出掛けた時, 誰もが私を見るなり, 調子惡いのかと聞くので,
ここん所たいした惱み事もなく, 病氣もしなかったのに何故だろうと, 氣持が惡くなろうと
しているところへ, 遲刻した一人が私を見るや,
"あれ, あんた今日眉墨引くの忘れたわね"
この一言にみんな笑いこけたことを思いだした.
化粧ばえという言葉が生れたほど, 化粧によって印象が180度變わる女が私の周りにも
少なくない. だからこそ, 化粧品メ-カ-がどんどん增え, その種類もまたあっけに
取られるほど多いらしい.
友人達の話では,基礎化粧だけにも6∼7類を顔に塗り付けると言うが, 私は,顔を洗った後
1-2品付けたらそれでおしまい. 本格的な化粧も10分で間に合うから, 今まで化粧ばえと
いう言葉は自分とは關係ない,いわば他の世界の言葉だと思っていたのが, 一個所だけ化粧を
拔くと, たちまち印象自體が變るとは....
話がとんでもない所に飛ぼうとするが, 私が嘆いているのは,この歲で化粧がどうの
こうのといった問題ではない. 肝心な事は,3∼4ステップのメ-クアップコ-スのうち,
1コ-スをすでに2度も拔いた点である. それに, 外出の時は,最後に姿見の前で,あらためて
點檢しながらも見逃してしまうとは,これはきわめて深刻な問題だと思えるのだった.
視力には,眼球視力と腦內視力があり, 見るということは,目でとらえた映像を腦できちんと
認識して, はじめて見たという事になるらしいが, 何氣なしに見つめた映像ならともかく,
鏡の前で意識的に確かめたにも拘らず發見出來なかったのは, 私の腦內神經に問題があると
いう赤信號ではあるまいか. いや, あんまり長い間使ったので, 鈍くなったに過ぎないだろう,
と氣を取り戾そうとしたが, やっぱり憂鬱さは消えなかった.
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