私の日記 その四十 - 잡문 [雜文]/日本語
九月十六日 (火曜日)
明洞へ出かけたついでに古本屋へ寄り、貸した本を返し新たに二冊を借りた。
以前この通りにずらりと並んでた日本語書店が今は一軒しか残っていない。
日本語を讀める人がだんだん減るからだろうか。ファション雑誌などで
どうにか商売を続けていると主人がこぼす。それを裏付けるように小説は
僅かばかりの文庫本のみコーナーの下段に積まれていて、選ぶには
しゃがむしかない。作家と小説の題を目当てにして二冊選ぶにも骨が折れた。
明洞で仲よし4名が集まったのが何年ぶりだろ。イタリアンレストランで
昼食を取りながら、頻繁に顔を合わせていた過ぎし日々を懐かしむ。
若い頃はよく4名が集まっては他愛ないことで笑い転げたりしたものだが
もうそんな気力は無く、ただ昔を偲びつつ老いを嘆くばかり、でも話は
結構弾んだ。寒くなる前にまた逢う約束をして別れた。
帰り道、人間関係なんて実に不思議なものだなあと、独り感無量になる。
私が目指す女学校の入学試験で落ちていたら彼女らには巡り合えなかったのだ。
また同じクラスに割り当てられなかったら仲よしにもなれなかったはずだ。
そう思うとなんか宿命のようなものを感じる。
ほんとに気の遠くなるような付き合いだったけれども、振り返ってみれば
束の間のようだ。
打ち解けてなんでも話せる友に恵まれたのが有りがたい。
久しぶりの外出で足がつっぱり、耳鳴りがするほど疲れたが、
帰り道の足取りは軽かった。
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