千年の古都をたずねて.... - 기행문 [紀行文]
私は一旦荷物を驛コインロッカ-に保管し, 銀閣寺行きバスに乘った.
作家,立原正秋の小說や隨筆の中に出て來る'慈照寺'の別名が'銀閣寺'であることを門前の
立札で知り, なるほど, とうなずく.
正門から境內への入口は椿の柵になっており,高高ときれいに切りそろえたすき間から
色とりどりの椿が顔をのぞかせていた. 白にオレンジ色が混っている花は, 赤い椿だけを
見てきた私の目にはすごく新鮮に映る.
本堂と東求堂の間に日本式白土庭園が造られ, それを前にして, 小池を抱えた2層の
觀音殿が構えていたが, これを通稱'銀閣寺'と呼ぶそうな. 寺を取り圍むなだらかな
山に登った. 薄い綠色の新芽をいっぱい付けた樹木を通して見下ろす境內は、
まさに禪寺らしく毅然とした落着きのある風貌を成している.
寺の壁に沿って伸びている, いわば'哲學の道'と呼ばれる濠端の櫻竝木道を步く.
昔から京都大學生等がよく思索しながら步いたと言われる靜かな道だった. 小綺麗な
土産品店や茶店がひかえめに小さな看板を立てていた.
どの位步いたろう. 足が棒になりかけるのに大通りが現われない. 途中に路地が
いくつかあったが, 勝手に折れると迷子になる恐れもあるので根氣よく步き,ほぼ
一時間かかってバス通りに出ることが出來た. 確かにこれほどの道程では思索も出來,
哲學も論じ合えるわけだ.
簡單に晝食を濟ました後ロッカ-から荷物を出し, 豫約した旅館に向った.
見榮えのしない外觀なのでがっかりしたが, 案內された部屋は思いのほか小綺麗で
トイレと小さな床の間も付いていた. 手を洗い, 茶卓に用意されてあるお茶を入れて
飮んだ. 茶の葉が少し多かったのか澁い味がしたが, すぐ頭がすっきりする...
淸水寺は想像以上にすばらしかった. 丸太だけを組んで山のすそに立てた巨大な寺は
世界遺物に指定されるにあまる偉容を誇っている. 寺を取り卷く山や庭園など,
他の寺とは比べものにならないほど素敵だ. 午前中ずっと步きっぱなしだったので
この寺ではなるべく步かないつもりが, 知らず知らず山道へ入いりこんでしまう.
向い側の山から本堂を遠く眺める. あの昔,斷崖の上に木の柱だけで寺を建てることを
思いついたのは一體どんなお偉方さんなのだろう. こんもりと茂った森に圍まれた,
息のつまるような美しさだった. 秋の紅葉に埋もれた寺をぜひもう一度見たい.
山寺から下りる坂道の兩側は土産物店でにぎわっていた. 修學旅行の學生等から
田舍の婆さん團體に至るまで, ものすごい人出だ. 私は茶を少し買おうと, 店に入った....
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