私が地下鉄利用を渋る理由
一つ、階段の上がり下がりが急で怖いから
最近はエレベーターやエスカレーターが設置してある駅が多いけれども
慣れない駅ではそれを探すのに行ったり来たりするのが面倒くさくて、つい
階段を昇るのだが、急な所が多くてともすれば倒れそうで冷や汗をかく.
二つ、いつも満員だから
車両一つの両サイドに老人席が設えてあるが、そこは空いた時など一度も無かった。
仕方なく吊り革にぶら下がっているとたまには前の席の若者が席を譲るが
大体いやな顔して立ち上がるので、座るのに気が引ける。それで、私はドアの横に
ぴったり身をつけて立つのだが、ドアが開く度に揉まれたり押されたりする。
朝夕出退勤時間の満員は頷けるが、10時以後の人混みはどうしてだろう。
年寄りたちのためなのか。無料乗車が65才からなのはオーバーサービスだと思うのは
私だけなのか。聞くところによると、ただで乗車した暇な老人たちが、席をせしめて
終着駅までを行ったり来たりしながら時間をつぶすそうだ。なんと惨めで情けない
年寄りどもなんだろう。
三つ、いやな人々が多いから
年寄りたちの、辺り構わぬ高声の携帯電話対話や、いちゃついてる若い男女を
見ていると眉を顰め舌打ちしてしまう。そんな中でコーヒーカップを手にした
女の娘らが側に寄ってくると、こぼれて服が汚れはしまいかはらはらする。
四つ、出口探すのに骨が折れるから
特に市内中心地の駅は出口が多くていつも迷ってしまう。飛切りややこしい所が
市庁駅で、一度も目指すところへ出れたためしがない。先日、大韓航空ビルに
用事があり、家からの道程が一番簡単な地下鉄を久しぶりに利用したが、あそこで
またもや目指す出口を探しきれず、階段を上がったり下がったりしたものだ。
幸いエレベーターを見つけほっとして乗ったら、出口は正反対の一番奥、大袈裟言って
足が棒になるほど歩いたっけ。
以上で私はただの地下鉄は遠慮し、ちゃんと金を払って市内バスを利用しています。