잡문 [雜文]/日本語

私の日記 その十

yoohyun 2011. 5. 10. 15:41

すっかり物音が消えた真夜中の零時15分、独り居間に坐って
テレビをつける。若い人、いや年寄りでも男なら頷けるが、
年老いた女が、自国の国際試合でもない英国のサッカー試合を見るため
こんな時間にテレビの前に陣取っているなんて、異常ではないか。
しかし誰が何と言おうと私は朴チソン選手が出戰するこのビッグゲームを
逃すわけにはいかないのだ。

ゲームが始まった。主審のホイッスルが鳴るや否や一分もたたぬうちにゴール! 
朴選手のアシストで瞬く間にボールが相手のゴールに吸い込まれたのだ。 
見事の一言に尽きる! グラウンドが沸き上がる。朴選手とチチャリトが
ひっしと抱き合う。真夜中でなければ私も声を張り上げたことだろう。
それから繰り広げられる目まぐるしい大接戦に私は目を奪われ、息を飲んだり、
舌打したり、小さく拍手したりするうちに2時間が吹っ飛んでしまった。
ああ、サッカーとはこんなにヒトを興奮させ、若返らせるんだ! 
完全にゲームの主役になった朴選手ブラボー!

朴選手が誇らしくてならない。大ファンになって良かった。面食いの私だが
彼だけは例外だ。吹き出物の痕が顔全体に残っていても、目がつり上がっていても、
髪がぼさぼさでもちっともかまわないばかりか、そのどれもが微笑ましい。
韓国からあのような選手が出たこと自体が嬉しくてならない。

元々スポーツが好きで、なんでもテレビで中継すれば夢中で見たものだが、
歳と共にだんだん好きなゲームが減り、この頃は国際試合を除いては
サッカーしか見ないようになった。それも観戦する目が肥え、下手な
国内ゲームは見る気にならないので、主にヨーロッパのゲーム中継を
探して見るようになったが、最近国内選手のヨーロッパ進出が増えたので
結構気持上でも若返る時が多くなって嬉しい。

今夜はぐっすり眠れるから、明日は気持良く起き上がれるだろう。