잡문 [雜文]/日本語

私の日記, その七

yoohyun 2010. 11. 18. 16:54
11月9日
旅する間はなんともなかったのが帰ったとたんまた眩暈が始まる。
おまけに暖かいところからいきなり0度の寒波におそわれたので
風邪気味までし、一日中体がだるい。でも癒しの旅行は成功、なによりも
食欲を取り戻したのがありがたい。
まだトランクも整理せず、洗濯物だけ取り出したが、それも明日に延そう。

娘が携帯電話で撮った水前寺まつりの画像をパソコンに移し、メールで
送ってくれた。旅中、島原から熊本へ戻り、疲れた私はホテルで休み
子供たちだけ水前寺湖へでかけたが、運良くまつりに出会ったわけ。
道中おどりや、水あかり、和太鼓披露など、日本の伝統文化を直に見ることが
出来、訪れた甲斐があったと二人とも興奮してたが、その写真数カットだ。
私はすでに二度も水前寺湖を見ており、億劫だったので止めたが、ちょっぴり
惜しい気がした。

 11月16日
先月中旬に知人から送って貰った、かの爆発的ベストセラー、村上春樹の小説
"1Q84."を一月にかけてやっと讀み終えた。分厚い3冊に及ぶ長編で、その上
ハードカバーなので寝そべって讀むには姿勢が定まらない。小説は横になって
讀むものと決めていた私だが、この本で坐って讀むのも悪くないことを覚えた。

この小説は、春樹大ファンの娘が翻訳本を予約までして買い求め、むさぼるように
讀んでいるのを端で見ながら、ファンタジック内容の春樹小説には興味ない私も
つい よみたくなってた矢先に、ありがたくも知人が借りてくれたのだ。
讀後感は、すごく面白かった! 一言で尽きる。なめらかな文章、あか抜けした
多角的描寫, ストーリーの組み立ても推理を織り込んだユニークなもので、特に
著者の空想力と博識には舌を巻いた。以前'ねじまき鳥クロニクル'の第一巻だけを
讀んだが、今度日本文化院へ出かけて第二、第三巻があるか探してみよう。
それにしてもあのような途方もないストーリーを作り出す頭はどんな仕組みに
なっているのだろう。月が二つになるなんて他愛もない。